大分市議会 2012-12-13
平成24年文教常任委員会(12月13日)
それから、先ほど
野津原では
協議会を
立ち上げるべきかという話がありましたけれども、その
協議会を
立ち上げると
統廃合に進んでいく
可能性もあるので、今の
スタンスを崩さないで地域とじっくりと話し合って、それじゃあ
協議会を
立ち上げようかという雰囲気になったときにつくっていくという、無理強いをしない方向でこれからも取り組んでいただくということを要望しながら、今回で我々の任期が終わるので非常に心苦しいですが、これからも
取り組みをやっていただきたいという意味で、継続を
お願いしたいと思います。
○
高橋委員
一括でさせていただきます。
私も結論から言って、会派の
考え方は継続ということで考えております。といいますのも、今、
安東委員が言われましたように、基本はその地域の方がどのようにお考えになっているのかということではないかなと思っています。そういった中で、該当の校区の
皆さんの議論の場が必要ではないかという中で、継続ということで考えております。
今回の判断で、
碩田中学校区に与える影響といったものも出てくると思います。やっぱり慎重に
考え方を整理する必要があると思います。だから、継続がいいのかというのは疑問に思うかもしれませんけれども、継続で考えております。
○
河野委員
私も3つを同じ扱いで採択の立場で討論したいと思います。
まず、
適正配置という名前のもとの、
小規模校を切り捨てる
統廃合ということにほかならない
教育行革であるということは否めないと思います。特に
周辺地域は、今まで何回も
地域振興の妨げになるということの話が出てきた中で、地元から陳情が出されて、2年近くも議会として継続という扱いをされてきました。議会は、
市民サイドで市民の願いに最大限受けてこたえるところという
基本的立場があると思います。
懸念されている、一層過疎になるだとか、地域の核になっている学校がなくなれば廃れるというのは、
今市小学校の休校を見ても明らかだし、これまでのほかの
小学校の結果を見ても明らかだと思います。
また、私たちの任期の間で結論を出すということがどういうことなのかということも問われると思います。
皆さんの意見で採択か不採択かということは理解できますけれども、継続ということは、私たちが受けた責任を果たすという意味ではどうなのかという問題が、私は今の討論を聞いてうかがえました。
やっぱりきちっと住民の願いにこたえるという立場で、特に
3つ目の請願は、議員が3名、
紹介議員となっている請願ですよね。やっぱりここのところを重く受けとめるという意味では、私は採択にすべきだと考えます。
○
国宗委員
我々公明党の考えを、ちょっとお話ししておきたいと思います。
皆さんと一緒で、この3つの陳情、請願を合わせてお話をさせていただこうと思いますけれど、基本的にこの
適正配置については、我々といたしましては、本当に地域の思いとかを受けとめたときに、寂しいことでありますし、ただ、
財政面や将来のことを見通したときに、ある意味、地域が納得していくのであればいたし方ないところでもあるかなと思います。我々議会としても、地域が納得してしっかりこれを進めていくというところに、きちっと目を見張っていかなくてはいけないなという思いがしてるところであります。
この
文教常任委員会で、何度もこの
適正配置のことについては私も意見を述べさせていただいて、とにかく地域の皆様が納得しない限りには無理やりそれを推し進めていかないということは、
執行部のほうからも何度も御答弁いただいているところでもありますので、そういう観点で今回見守っていかなくてはいけないという思いがあります。
それで、こうやって請願や陳情が出ていることは重きをおかなくてはいけないし、それぞれの地域の
皆さんの思いを議会を通じて
執行部のほうに伝えていくということも大事なことだとは思っておりますが、この
適正配置の全体観から見たときに、いろいろな意味で、言い方は申しわけないかもしれないけど、バランスとかいうところもあるかもしれませんし、そういった中で我々は、最終的に採決をするとなれば、何らかの
意思表示をしなくてはいけないと思います。
とにかく、これは見守っていきながら、どちらかというと
教育委員会の皆様の地域とのかかわりとか、地域の方が本当に納得しながらその辺を進めていっていいのかというところに我々は重きを置いて見守っていく使命があるのかなと思っておりますので、最終的には私は継続でいたし方ないなというところの意見を述べさせていただきました。
○福崎副
委員長
おおいた
民主クラブも継続ということで考えております。
碩田中学校のほうは
地域協議会をつくって、今の
教育委員会もその
取り組み内容について周知を行っているということでございました。そういう実情を聞く中で、それぞれの地域がまた新たに地域の今、現状を見つめる中で、
考え方もいろいろと検討されている部分があるんではないのかなというふうに思います。
それと、やっぱり
子供たちに対してどうあるべきかということを第一に考えていただきながら、地域の実情を考慮してどうあるべきかということを、私は議論していただかなければいけないのではないのかなと。どう見ても、一部に、いわゆる
地域コミュニティーがなくなるというような大人の理論とか議論の中で話が進んできている部分があって、結果として見たら、子供のことを考えた結論に至らないケースも、私は懸念している部分があります。
今、
市域内分権等も進んできている中で、これからの地域のありようというのはかなり変わってくると思いますし、その中で
小中学校がどうあるべきかということを、地域で真剣に考えていただかなければいけない。そういう動きの中で、私たちはその推移を見守りながら、どうあるべきかということを考えなければいけないということがあります。
採択、不採択という結論を出すことも大切ですが、ここに書いてあります特段の配慮という部分では、継続ということも私は配慮の一つの判断であるというふうに思っているところでもありますので、我々としては継続ということで考えております。
○
宮邉委員長
ただいま討論が行われましたが、継続という意見が4件、採決という意見が4件出ております。
○
河越委員
委員長、ちょっと悪いけどもう1回言わせてくれませんか。
正直なところ、継続が出ることにびっくりしたんですよ。
河野委員が言われた後段の部分、全く正反対ですけれども、私どもに付託されたことは、
基本条例もできたことにより、この陳情、請願の重きは、以前よりも増してきたんですよ。継続という
考え方は、当然今までもしてきた以上わかります、理解しますが、12月に継続ということは、おのずと、もう
審議未了になりますよ。
今継続の意見が出たので発言していますけど、継続を唱える
皆さんの言っていることは7割、8割わかります。だけど、結論を継続とすることにどうしても理解できません。
討論ですから、それぞれの
考え方がありますが、私どもとしては、継続ではない形を再度求めるものであります。
○
宮邉委員長
ただいま継続という意見が4件、それから採決という意見が4件出ております。
まず、
継続審査にするということに関して採決を行いたいと思います。
平成23年陳情第1号を
継続審査とすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
宮邉委員長
賛成4、反対4、
可否同数でございます。
よって、
大分市議会委員会条例第17条第1項の規定によりまして、私において裁決をいたします。
今、いろんなお話をお伺いいたしました。また、いろんな状況で
取り組みが進められていることもあります。この
小中学校適正配置基本計画については、ことし3月に策定をされておりまして、その後については、
協議会ができて進んでいるところ、まだまだ
説明会にも至らない状況のあるところもあるということも含めまして、今この段階で判断をさせていただくことによって、今後に禍根を残すということについては、先ほど
河野委員から
委員会の責任としてという言葉がございましたが、逆に、
委員会の責任として、
大分市議会の責任として、そこの部分についてはこれからもきっちりと議論していく必要があろうかというふうに考えております。
そういう意味で、
河越委員が言いましたように、今議会で継続にした場合は私どもの任期であります3月9日をもって
審議未了、廃案という形にはなりますけれども、また新たに、
陳情者、
請願者の
皆さん方にこの2年間の状況を見ていただく中で、改めて議会のほうに請願、陳情をしていただければというふうにも思うところでもございますので、大変厳しい判断ではございますけれども、私といたしまして、この件につきましては継続とさせていただきたいと思います。
ということで、本件は、
委員長の裁決におきまして継続といたします。
次に、平成23年陳情第3号につきまして、討論はありませんか。
○
河越委員
第1号と同じ討論です。
○
安東委員
第1号と同じ討論です。
○
河野委員
同じ理由で採択を
お願いします。
○福崎副
委員長
同じ理由で継続です。
○
宮邉委員長
それでは、ただいま継続という意見と採決という意見が出ておりますので、これも
継続審査にするかどうかについて採決をいたしたいと思います。
本件を
継続審査にすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
宮邉委員長
賛成4、反対4、
可否同数でございます。
よって、
大分市議会委員会条例第17条第1項の規定により、
委員長が裁決をいたします。
先ほど申しましたとおり、この3件についてはやはり同一的な取り扱いが私は必要だというふうに思っておりますので、先ほどの第1号同様、この件につきましても
継続審査ということにさせていただきたいと思います。
本件は、
委員長裁決によりまして
継続審査といたします。
次に、平成23年請願第10号について討論を行います。
○
河越委員
この請願は、
自民党の議員が
紹介議員になっています。これは非常に議論したところですが、討論の内容は今までと同じです。
○
河野委員
同じ理由で採択をしたいと思います。
○
安東委員
同じく継続ということで
お願いします。
○
宮邉委員長
それでは、平成23年請願第10号につきましても、継続を求める意見と採決を求める意見が出ておりますので、まず、
継続審査にすることに賛成の方の挙手を求めます。
〔
賛成者挙手〕
○
宮邉委員長
これも賛成4、反対4、
可否同数でございます。
同じく、
大分市議会委員会条例第17条第1項の規定によりまして、私において裁決をいたします。
同じ理由によりまして、本件につきましては
委員長裁決として
継続審査にすることに決定いたします。
ここで、申し出により、
執行部からの報告を受けたいと思います。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
まず、
報告事項の1点目、
大分市立小中学校適正配置基本計画について御報告申し上げます。各
中学校区の
取り組みについて、一覧表を作成し配付をさせていただいています。
まず、
碩田中学校区に係る
取り組みについて御報告いたします。
9月と10月の2つの
講演会につきましては、4月から5月にかけて3
小学校区で実施いたしました
説明会において、防災の観点、小中一貫教育の観点が共通する懸念として出ておりましたので、
講演会を実施し、地域住民、
保護者などが共通認識を持って
協議していただくために実施をいたしました。
続きまして、10月23日に第2回仮称
碩田中学校区
適正配置地域協議会を開催いたしました。会議では、3校統合案に至った経緯として、児童生徒数や学級数の将来推計や3
小学校を統合した場合の児童数や学級数、3
小学校を統合した場合のメリット・デメリットなど、具体的な資料をもとに説明をいたしました。
質疑に先立ち、住吉
小学校の
保護者代表の委員から、住吉
小学校の
保護者の意見を取りまとめた151世帯分のアンケート結果について報告があり、
保護者151人中賛成131人、反対9人、未回答11人という状況でございました。
質疑では、提示資料の内容に係ることのほか、3校統合した場合の現在の教育環境よりよくなるというような将来ビジョンを示してほしいという御意見や、
地域コミュニティー維持の観点から、地域の集会場や避難施設の必要性などの御意見がありました。また、検討
委員会から提出された報告書を踏まえて策定された
基本計画を基準にしなければ結論が出ない、
碩田中学校区全体でどうすべきかという原点に戻り検討していくのが
地域協議会の役割ではないかというような御意見もいただき、最終的には、3校統合を前提とした
協議について、次回再度
協議をするということになりました。なお、傍聴者は23名でございました。
11月20日の第3回
碩田中学校区
適正配置協議会を開催いたしました。会議は、第2回
地域協議会の
協議を継続する形で、3校統合について
協議を行いました。
協議の冒頭に、住吉
小学校PTAが実施したアンケートについて第2回
協議会で報告されたことを受け、中島
小学校、荷揚町
小学校のPTAもアンケートを実施した旨と、その結果について報告がありました。
中島
小学校では233世帯中122世帯が回答を寄せており、アンケート回収率は約52%です。3校統合して新設校を開設するという問いに、賛成69人、反対45人、無回答8人という状況で、賛成は約57%でございました。また、荷揚町
小学校では、163世帯中25世帯が回答を寄せており、アンケート回収率は約15%であります。3校統合して新設校を開設するという同様の問いに、賛成17名、反対6名、無回答2名という状況で、賛成は約74%でございました。
協議では、平成29年4月開校を目指し時間の制約がある中で、早く具体的な
協議に入りたいなどの意見があり、3校統合の
方向性で
協議を進めるということで確認がされました。なお、傍聴者は19名でございました。
次回は12月20日に開催する予定でございます。
その他の校区につきましては、
碩田中学校区の
取り組み状況を
協議会だよりをもとに説明するとともに、対象校区の状況などについて
協議を行ったところでございます。
○
宮邉委員長
ただいまの報告につきまして、質問はありませんか。
○
国宗委員
この
適正配置については、最初はおそらく口頭だけの御報告をいただいて、それで口頭ではわからないのでもうちょっと細かく書類で
お願いしますと言いました。今回は口頭のみの説明で、今聞いていても、私だけかもしれないけど、わかりにくいんですよ。
だから、今後細かく丁寧にやるという姿勢を我々議会に対してもきちっと
教育委員会がやっていただかないと。それが地域の方が安心して
適正配置を進めていくということにもつながっていくので、それを要望します。
○
宮邉委員長
要望ということで。
○
国宗委員
はい。
○
安東委員
確認ですが、第3回の
協議会で3校統合の結論が出たのですか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
3校統合の
方向性で
協議を進めるということが確認されました。
○
安東委員
3
小学校については、今、児童数は何人ずつですか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
荷揚町
小学校が今年の5月1日で209名です。中島
小学校が299名です。住吉
小学校が194名です。
○
安東委員
協議の中に、小中一貫の形までは入っているのですか。とりあえず
小学校だけ統合する
方向性ですか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
適正配置基本計画の中でも、
碩田中学校区の今後の目指すべき
方向性としては、3校統合して新設校建設とともに、小中一貫教育の充実を図ることも基本とするという形で、
方向性は示しております。
○
安東委員
それなら、
碩田中学校の生徒数は何人ですか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
碩田中学校が、同じく今年の5月1日現在で367名でございます。
○
安東委員
3校の
小学校を一緒にして700名ぐらい。そして、小中を一緒にしたら1,000名を超えるわけです。これは住民の中からも意見が出ていると思うけど、1,000名を超えたら、いわゆる大規模校ですよね。だから、わざわざ大規模校をつくってしまうのかという議論がある。そのようなこと考えたときに、3つの
小学校を一遍に統合するという
方向性で
協議するということだけれども、2校にしていくという案の
可能性はあるのかないのか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
今回の
適正配置基本計画の中では、3校統合して新設校を建設するという
方向性を示しております。この
基本計画を策定する前の段階でそういうお話を受けて、3校を統合するということで
基本計画といたしております。
○
安東委員
その方向でどうしてもいくとすれば、校区の見直しとか、かなり大幅なメスを入れるというか、何かそういったものをしない限り、今のままいけば通学距離が相当遠くなる。大きな通りを渡らないといけないとかいろいろ問題も出てくると思うし、柔軟な思考の中で判断してほしいと思います。これは要望です。
○
河野委員
先ほど
国宗委員が言われたように、やはり重要な問題の報告は、本当に詳しい資料を
委員会に提出していただくのを、私も重ねて
お願いしたいと思います。
協議会の人数は38名と書いてありますが、これまでも検討
委員会のときも、委員の出席率がとても悪くてどうなっているのかというがあったのですが、傍聴者の人数を書くのではなくて、
協議会の役員が何人出席したのかとか、そういうことをきちっと報告をしてほしいと思います。
○
宮邉委員長
答えを求めますか、要望ですか。
○
河野委員
求めます。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
2人の委員から、この報告に関して御意見をいただきました。
私どもは、この表をつくり、今回御説明させていただきましたが、皆様方にお配りしている
地域協議会だよりの中の重要な項目も含めて、報告の中に今後入れさせていただきたいと考えております。
また、
河野委員からの質問ですが、済みません、今ちょっと数字は出ませんが、3回とも欠席が1人2人というような状況でございました。そこにつきましては、今後もこの中に入れさせていただきたいと考えております。
○
高橋委員
小中一貫と小中連携というのがあります。先ほど
安東委員が言われた、小中一貫を目指すとすると約1,000人という話がありました。これを考えると、小中一貫になると、
碩田中学校に統合ということが想定されます。そういうイメージがみんなわいてくるわけです。
地域の方は、津波のほうに行くのかと。中島の中心部のほうが高いというか、そっちにやっぱりつくるべきではないかと、こんな話もあるようです。
連携もしくは一貫を目指して約1,000人というところで、もう少し詳しく教えてくれませんか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
小中一貫教育という中には、幾つかの形があろうかと思っております。現在の
碩田中学校区におきましては、連携型の小中一貫教育を行っております。これを含めて、小中一貫教育には併設型、賀来
小中学校の形、それと一体型があります。ですから、小中一貫教育には連携型、併設型、施設一体型、3種類が小中一貫教育という形になります。
今までの第3回までの
協議会においても、新設校の建設場所はどこなのかという御質問、御意見等も出ております。
教育委員会としても、現在では建設場所は全くの白紙でございますというお話をしておりますし、もちろん、この小中一貫教育のあり方、連携型なのか併設型なのか施設一体型なのか、これらも比較検討してまた進めていくと。今の時点で決めているわけではございません。
○
高橋委員
そうすると、
安東委員が言われたのは、併設型の1,000人という
考え方ですか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
一体型です。
○
高橋委員
わかりました。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
2件目の報告を
お願いいたします。これも教育企画課から。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
続きまして、
報告事項の2点目でございます。
大分市立今市小学校の休校の継続について、御報告申し上げます。
同校につきましては、平成21年度以降、休校の状態が継続しておりますが、平成25年度につきましても、就学年齢の児童1名が
野津原西部小学校への就学を希望しており、入学見込みの児童がいない状況でございますことから、本年度に引き続き、平成25年度も休校を継続するものでございます。
なお、同校を休校とする期間につきましては、平成25年4月1日から平成26年3月31日までの期間とし、校区につきましてはこれまで同様、大分市立
野津原西部小学校に指定をいたしております。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
○
河野委員
1名ですからね、
保護者も希望しているということで。私が確認したいのは、通学費の部分について確認したいと思います。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
指定した学校においては遠距離通学となりますので、全額補助という形をとらせていただきます。
○
長田委員
休校を継続しているけど、休校を継続している理由はどういうことですか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
今回につきましても、地元の方と、今後25年4月1日以降の学校のあり方について
協議をさせていただきました。地元の方からは、今市校区では現在いろんな形で地域の活性化の計画も立てられていると。そういう方向の中では、これまでと同様に休校の希望ということを地元からお聞きし、
教育委員会としても休校の扱いをさせていただいたということでございます。
○
長田委員
休校している間は、地元でどういうふうにその学校を使っているのですか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
地域の運動会等は、
野津原西部小学校のグラウンドを利用し行われているというふうに聞いております。
今市小学校のグラウンドは使用しておりません。
○
宮邉委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
次に、大分市「家庭の日」の
講演会について、青少年課から報告
お願いします。
○
有馬青少年課長
報告事項3点目、大分市「家庭の日」
講演会についてでございます。
昨年度までは、大分市PTA連合会との共催での大分市「家庭の日」推進大会の中で
講演会を行ってまいりましたが、「家庭の日」推進大会の見直しを図る中で、前年に発生した東日本大震災のことや近年の児童虐待の増加など、今こそ家庭の大切さや家族のきずなについて広く市民に啓発をしていく必要があると考えました。そこで、本年度より、「家庭の日」推進大会ではなく、「家庭の日」推進事業として、家族ふれあい宿泊自然体験事業と、この「家庭の日」
講演会という2本立てで実施することといたしました。
家族ふれあい宿泊自然体験事業につきましては、今週末の土日、15、16日になるのですが、1泊2日の日程で
野津原少年自然の家に家族20組約80名を無料で招待し、グラウンドゴルフ大会や自然体験活動などを行うようにしております。昨日の時点におきまして、18家族65名が参加する予定となっております。
「家庭の日」
講演会につきましては、お手元に
講演会のチラシをお配りしておりますけれども、講師に大学教授の北野大さんをお迎えして「北野家の訓え~北野家に学ぶ、家庭の絆~」という演題で講演していただくようになっております。講師のスケジュールの関係で2月9日の開催となり、委員の皆様方には大変厳しい日程であるとは承知の上ではありますが、御案内をさせていただきました。なお、講演については、録音の許可がとれましたらCDに落としておきたいと考えております。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
執行部からその他の
報告事項はありませんか。
○
増田美術振興課長
美術館から、生誕100年記念髙山辰雄展の御案内をさせていただきます。「展覧会について」を机上にお配りさせていただいております。
本展覧会は、大分市名誉市民の日本画家髙山辰雄の生誕100年を記念いたしまして、大分市美術館と大分県立芸術会館が所蔵する髙山作品を中心に、両館で一挙に展示することにいたしております。ごらんいただきますように、この緑色のほうが大分市美術館の情報、「食べる」があるほうが大分県立芸術会館の情報ということで、パンフレットも共同に製作をさせていただいております。
27年春の大分県立美術館開館を見据えまして、大分市内にある市と県の美術館が相互連携する
取り組みといたしまして、この展覧会を検証いたしまして、今後の展開につなげていきたいと考えているところでございます。
展覧会の内容についてですが、大分市美術館では、若き日の髙山に焦点を当てまして、画業の前半期を展示しております。それから芸術会館では、1970年代以降の後半期の作品を展示することといたしております。
会期につきましては、12月20日から2月3日まで、同一会期での開催といたしております。両館ともお正月、1月2日、3日も開館を予定しております。
開会式は、御令嬢の髙山由紀子様をお迎えいたしまして、12月20日木曜日9時50分からとり行います。開会式の御案内につきましては既に皆様にお配りをさせていただいております。
大変見ごたえのある展覧会だと思いますので、ぜひ両館をごらんいただきたいと思います。
また、現在開催中の展覧会、生誕90周年記念山下清展ですが、大変御好評いただきまして、きょうの午後にも2万人の観覧者をお迎えできるというふうに考えております。会期は今週末、12月16日までですので、ぜひごらんいただければと思います。
○
宮邉委員長
ただいまの報告に対して質問ありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは、昨日の市民意見交換会での意見等の取り扱いの回答につきまして、修正部分の報告を
お願いをいたします。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
11日の
委員会において御審議をいただきました3番目についてでございますが、委員から御意見をいただき、再検討を行いました。お許しをいただければ修正を行いたいと考えております。
○
宮邉委員長
ただいま教育企画課から、昨日の3点目につきまして文言の修正についてありましたけれども、修正を受けるということでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは、修正の文言について発表を
お願いいたします。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
ありがとうございます。
3番目の回答を朗読させていただきます。
「本市におきましては、これまで児童生徒数が一時的に急増したものの、その後一定期間を経て減少に転じた地域もあり、こうした地域におきまして、過大規模校を分離したものの、現在では
小規模校となっている例が見受けられます。また、全市的に見ましても、近い将来、人口が減少し少子化の進行が予想されるところでもございます。こうした中、大在地区等におきましては、宅地開発等により人口がふえ、現在、過大規模校となっている学校もございますが、こうした学校につきましては、仮設校舎を建設するなどして対応しているところでございます。本市
教育委員会といたしましては、大規模校や過大規模校の
適正配置につきまして、
大分市立小中学校適正配置基本計画の中で「将来的に検討すべき」としており、中長期的な視野に立って児童生徒数の推移を見きわめながら、通学区域の再編、学校の分離新設、施設整備のいずれかの方策を検討してまいりたいと考えております」。
○
宮邉委員長
ただいま修正後の回答がありましたが、委員から質疑はありませんか。
○
河野委員
児童生徒の推移については、現在生まれているゼロ歳から把握されているわけで、何年も仮設の校舎で我慢させていいのかという問題があると思いますが、当面仮設でしのいでいくという姿勢をどこで区切りをつけるのか。減るのを待ってというようにしかとれないですから、基本的な姿勢を聞きたいと思います。12学級から24学級と適正学級数を示している一方で、ちょっとおかしいと思いましたので伺います。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
この回答の中にもお示しをさせていただきましたが、
小中学校の
適正配置基本計画の中では、この過大規模校、標準的な規模を超える学校の方策については、検討課題として明記させていただいております。通学区域の再編、これもいろんな形もありますし、または学校区の分離新設や施設整備の対応についてもいろんな形が出てこようと思いますが、そういうことも含めて、今後の児童数、これが基本になりますので、児童生徒数の推移を見ながら検討はしていきたいと考えています。
○
河野委員
やっぱり答えが抽象的なんです。3年間で判断するのか、5年で判断するのかっていうところでは、どうでしょうか。
○
奈須教育部次長兼
教育企画課長
現在の時点では、何年間ということではなく、毎年5月1日に生徒数、それに基づくクラス数の推計が出てまいりますので、そういうものを今後とも注視しながら検討は進めてまいりたいと思います。
○
河野委員
意見ですけど、結局、
小規模校は急いで減らして
統廃合すると。大規模校の施設整備とか校舎の建設はしないと。そういう姿勢であるということは指摘しておきたいと思います。
○
宮邉委員長
文言についてはこれでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
宮邉委員長
では、次に行きます。
○
秦スポーツ・
健康教育課長
4ページの項目の7に入ります。
先日、福崎副
委員長から、柔道に特化した安全の確保という形の文章にとられがちということで、文章を修正というご意見をいただきました。
そういうことで、質問の内容が本市の武道の必修化とその安全確保ということでございますので、全般にわたる安全確保についての具体的な指導の内容を、中段に入れさせていただきました。
読み上げます。
「また、安全確保につきましては、危険な動作や禁じ技を用いないこと、用具や練習及び試合の場所などの自己や仲間の安全、技の難易度や自己の技能・体力の程度に応じて技に挑戦することなどに留意するよう指導しております」ということで具体的に入れています。
最後の結びといたしましては、「武道必修化に伴い、安全な授業実施に当たっては、指導の徹底を図っており、今後も武道全般にわたって事故防止に努めてまいりたいと考えております」という結びにさせていただきました。
○
宮邉委員長
ただいまの回答につきまして、委員から質疑はありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
文言についてはこれでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは次に、学校施設課から
お願いをいたします。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
項目の8、プールの整備計画についてでございますが、これについても修正いたしましたので、読み上げさせていただきます。
「
小中学校のプール整備につきましては、老朽化した施設がふえている現状を踏まえ、使用に支障を来すことのないよう、早めにプール槽の塗装等を行いながらプールの延命化を図っております。また、プールの改築につきましては、基本的には建築年次の古いものから実施することとしていますが、ろ過機の改修状況や校舎改築による施設配置計画等も勘案しながら行っているところでございます。
今後とも、大分市教育ビジョンの指標として掲げた年1校の改築を基本に、建築年次や施設の改修状況等を総合的に検討しながら、プールの改築を行ってまいりたいと考えております」。
○
宮邉委員長
ただいまの修正につきまして、委員の
皆さんから質疑はございませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
文言についてはこれでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは、委員の
皆さん方からほかにありませんか。
○
国宗委員
委員会の初日のときに、教育長から学校の今後の改築とかのお話が少しあったと思いますけど、その中から1点お聞きしたいのですけれど、今後、学校等改築をするときに、防災面などをどのように配慮していこうとお考えですか。
特に津波地域ですが、私の住んでいる地区にある大在
小学校は今後改築を、改築というか建て直すと思いますが、そういうときに例えば、もちろん児童生徒が避難できるような体制はつくらなくてはいけないと思いますけれども、地域の方も屋上に逃げられるように外から避難の階段をつくるなり、新しくするのであれば、そういうものをお考えになっていると思うのですけど、今わかる範囲で方針があれば教えていただきたいと思います。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
今後の改築計画に当たっては、津波の浸水区域に当たる学校につきましては、今後の計画の中では3階、4階に地区の防災倉庫を設置するというようなことも考えておりますし、改築に至らなくても、地区住民がいざというときに避難できるように校舎部分についても、校舎へも入れるようにかぎを地区の代表の方に預けて、指定避難ビルということで対応していこうということも考えております。
○
国宗委員
少し前向きにとらえていただいていると思いますけど、もうちょっと細かく研究されて、地域の方、特にお年寄りも多いところもありますし、すぐ近くに
小学校とか
中学校があって逃げる場所があると物すごく安心されます。ふだんは使えなくても結構ですけれど、いざというときに、かぎを持っている人が来ないから開かないということも考えられるので、押せば開いてそのまま上に上がっていけるとか、また、屋上の使い方とか、そういうことを研究されたらどうかなと思います。
そして、安心できる
避難場所がいっぱいあるところならまだしも、ないところも多いので、特に
小学校と
中学校を地域の方も使いたいという声が多いので、今後もうちょっと指針をきちっと決められて、1人でも多くの
皆さんが避難できるような場所を考えていくべきと思いますので、鋭意研究をされたらどうかなということを要望させていただきます。
○
河野委員
給食のことで伺いたいと思います。
野津原と佐賀関の
小学校は西部と東部の共同調理場から配食されておりますけれども、きょう給食の献立表の11月分をもらってきましたけど、
小学校の
子供たちにはこれはわからないです。扱いが極端に中学生対象になっていて、
子供たちがきょうは何のメニューなのか、どんな食育のプログラムが組まれているのか、食育食育と言いながら、やっぱりちょっと矛盾すると思います。
それで、中学生についてはこれでいいかもしれません。けれども、かなり難しいです。それで、やっぱり小学生向けの献立表を早急に取り組むべきです。見てもわからないから
子供たちが見ない。これは早急に改善していただきたいと思いますが、ちょっと見解を求めたいと思います。
○
秦スポーツ・
健康教育課長
今の御指摘の件について、いい御意見をいただきましたので、早急に小学生にもわかりやすいそういった給食献立表を考えさせていただきたいと思います。
○
河野委員
お願いします。
○
長田委員
今期最後の
委員会になりましたので、委員間同士の自由な討議を申し込みたいので、
委員長の許可を求めます。その前に、河野広子委員がいい質問をされたので、先に質問をいたします。
○
宮邉委員長
質問を先にどうぞ。
○
長田委員
子供たちから生涯学習課の藤澤次長のところに羽子板が届いたと思います。何か教育長から丁寧なお礼状が来たということで。
子供たちは、教育長のその手紙を大事にとっているんです。藤澤次長の名前まで入っていました。
それから、美術館の館長が非常に頑張っているけど、芸術会館がなくなり何もかもあの辺の施設がなくなってくる。これについて、県とはどういう話の中で今後進めていこうとしているのですか。
○
藤澤教育部次長兼生涯
学習課長
まず、羽子板の件でございますけれども、そのもの自体、生涯学習課にということではございませんけれども、東大分公民館の館長が、地区の児童の方にきちんとそういう伝統のわざを教えていただいて、そのことを教育長にも報告をしていただきまして、教育長のほうからお礼を申し上げたという経緯がございます。そういう熱意のある御指導をいただいたということで大変感謝をいたしております。ありがとうございました。
○
菅教育部参事兼大分市美術館長
芸術会館の廃止につきましては、これは県立の新しい美術館ができるということです。その跡利用等についてはまだ情報のほうは入っておりません。恐らく空調の関係、それからアスベスト、そういった関係でほかの施設に再利用するということはちょっと難しいのではないかと思っております。
ただ、あちらにあります彫刻とかそういったものの移設等については、県のほうで計画をされているようでございます。
私といたしましては東大分地区からなくなると、地域の方々にとりましてはそういった
コミュニティーの場が1つ消えるということで非常に残念だと思いますが、また違った形で東大分地区に何らかの文化的なものが、能楽堂等もありますけれども、発展されることを切に願っているところでございます。
○
高橋委員
自由な討議の前に質問いいですか。
○
宮邉委員長
はい。
○
高橋委員
何日か前の新聞記事に、世界の学力の中の日本の学力についてのニュースが出ていました。この状況についてどのようにお考えになっていますか。大きな話ですけど、大分市の状況等を含めて、その辺をお聞きしたいのが1点。
あと、また2点、3点あるので。
○江藤
教育部次長兼教育指導課長
委員がおっしゃった件につきましては、昨日報道があった国際数学・理科教育動向調査だと思われますが、この調査につきましては、国際教育到達度評価学会が実施しているものでございまして、世界で
小学校50カ国、
中学校42カ国が参加しています。合わせて50万人。日本におきましては、文科省の発表によりますと、
小学校におきましては149校の
小学校4年生が約4,400人、中学2年生が138校で約4,400人、平成23年3月に実施したようにあります。
これにつきまして、私どもはどの学校が受けたとかいうことは一切わかりません。その結果におきましては新聞報道等に出ておりますけれども、文科省が1年かけてその結果の概要を述べておりますのは、
小学校では各教科といいますのは算数、理科でございますけれども、前回調査に比べ、平均得点が有意に上昇するとともに、習熟度の低い児童の割合が減少し、習熟度の高い児童の割合が増加している。
中学校におきましては、数学、理科ともに平均得点は、前回調査、2007年でございますけれども、同程度ではあるものの、習熟度の高い生徒の割合が増加したということでございます。
これにつきましては、大分市の子供がどのように受けているのかというのはわかりませんけれども、日本全国の状況と大分市はそんなに変わりませんので、やはり同じような傾向があるんではなかろうかと思われます。文科省によりますと、
小学校の算数、理科ともに上昇傾向にあるということは言っておりますし、大分市におきましても、先般行われました県の算数のテストにおきましてもトップレベルを維持しておりますし、全国のテストにおきましても九州トップレベルであると。そういうふうに伸びてきているのも確かでございますので、今後引き続き頑張ってまいりたいと考えております。
○
高橋委員
結果を見ると、シンガポールが非常に高くてちょっと予想外だったのですが。
○江藤
教育部次長兼教育指導課長
実は、
皆さんよく御存じだと思いますけど、PISA調査というのがございます。このPISA調査と言いますのが、高校1年生が、義務教育終了段階の内容につきまして、その応用力を見るものでございます。この点につきましては、フィンランドとかニュージーランド、オーストラリア、そういったところが高いんです。今度行われましたTIMSSと言われますけれども、算数・数学につきましては、小4、中2の学校の内容をすると。つまり教科のできぐあいがどうなのか習熟度を見るわけでございまして、これにつきましては、今委員がおっしゃいましたように、シンガポール、韓国、日本、こういったところが上位に来ております。ちなみに、日本と韓国につきましては、応用も基本も両方において上位に来ていると、そういったものがございます。そういった差異はあると私も感じております。
○
高橋委員
違う質問です。
今回、学校の遊休調理場を歴史資料館に活用するということで審議がされました。ほかにそのような調理場がどのくらいあるのか、そして、どのような活用方法を考えていっているのかというのをお聞きしたい。庁内検討
委員会が発足したという中で、そういった中に遊休調理場を庁内検討
委員会の中に組み入れているのか、そこをあわせて聞きたい。
○
秦スポーツ・
健康教育課長
廃校舎の旧調理場、あと残っているのが、明野の共同調理場と
野津原の共同調理場です。
先般、明野共同調理場につきましては、庁内検討
委員会の中でかけられまして、
総務課の地下の文書等保管場所が災害を受けるとぬれる
可能性があるので、高台のほうがいいと手を挙げていただきまして、そちらの文書等保管場所としてそこで整理するという内容で、今提案されております。最終的な決定はまだです。
それとあと、
野津原につきましては、今、文化財のほうでぜひそこを使いたいという要望は受けておりますけど、今後この庁内検討
委員会の中でそれについては論議してまいりたいということを聞いています。
○
高橋委員
わかりました。
もう1点、佐賀関の旧一尺屋
中学校ですが、価値のある学校が廃校になって、そのまま
教育委員会の所管のままになっているということで、これも庁内検討
委員会の中で検討されて、地域の要望があった福祉施設にという状況になっているのですが。その経緯について詳しく教えてください。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
地元から老人福祉施設として活用させてもらいたいというような要望を受けまして、庁内検討
委員会の中の作業部会で3回の議論を経て、老人保健施設として利用したいというようなことで、また、副市長を
委員長とする庁内検討
委員会、それから外部の検討
委員会の議を経て、老人保健施設として有償譲渡をするというようなことで、10月10日から公募にかけております。
状況としましては、長寿福祉課のほうが担当して今公募しておりますが、
説明会には2社が来たというようなことを聞いております。現在のところは、まだ申し込みはないということを聞いております。
○
高橋委員
それでは、もう
教育委員会の手から離れたということで考えていいですか。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
現在、所管しているのはまだ
教育委員会ですので、もしこれが不調に終わりましたら、また
教育委員会を中心として検討していくというようなことになると思います。
○
高橋委員
結論はいつまでですか。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
12月27日が締め切りです。
○
高橋委員
10月10日に公募をして、締め切りが12月27日ですね。こういう状況が続いている中で、今後公募がなかったときはどうされるつもりですか。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
所管をしている課が私どものほうですので、対応については再度見直しをして、条件の見直しをするのか、ゼロから見直しをするのかということについてもまだ白紙ですけど、再度検討していくということになります。
○
高橋委員
来なかったら白紙でまた検討するということですか。全然素案もないのですか。地域から福祉施設の要望が出されているわけですよね。それでも白紙から検討ですか。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
条件の見直しも含めてということでございます。
○
高橋委員
条件というのは、その金額を下げるということですか。条件の見直しというのはそういうことですか。
○
渡邊教育部次長兼
学校施設課長
そこまで具体的には考えておりません。
○
菅教育部参事兼大分市美術館長
先ほどの
長田委員の質問に対する答弁の補足をさせていただきます。
県の跡地利用につきましては、市といたしましては、県立美術館建設に向けて市と県で
協議をしておりますので、跡地利用につきまして、周辺には能楽堂、武漢の森等もございますので、ぜひ文化的な土地利用ということを
お願いしたいという要望を、また
協議の中で今後していきたいと考えております。
○
宮邉委員長
長田委員の自由な討議をすることに関して、委員の
皆さん、よろしいでしょうか。
○
高橋委員
いいですけど、
執行部の方は関係ないんでしょう。
○
宮邉委員長
このあとまだありますので、終わるまでは残っておいていただきたいと思います。
○
長田委員
聞いていたほうがいいと思います。
○
宮邉委員長
執行部の在席の中で自由な討議ということです。よろしいですか。
〔「異議なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは、どうぞ。
○
長田委員
最初に、
河越委員にお聞きをしたいのですけれども、思えば
野津原、佐賀関と合併をする前の議長ということで、非常にエネルギッシュに
野津原、佐賀関のことを熱っぽく語られておられました。その辺で、何かそういう
野津原、佐賀関を含めた教育の話、また、議会
基本条例に触れてのそういう質問もされていましたけれども、その辺をお聞きできればと思います。
河野委員にも、町議をされて合併後市議という立場で、
教育委員会に関しては随分機能も違うし、財政も違うし、その辺の流れの中でお聞きできればありがたいなと思います。
○
宮邉委員長
ただいまの質問に、
河越委員、思いをどうぞ。
○
河越委員
恐らく
長田委員が配慮してくれて、私が最後ということを思ってくれてのことと思います。
今、合併のときの話が出ました。私が
長田委員とかわったのが17年の3月10日です。だから、合併
協議のときにずっと議長をしていました。旧
野津原町とはほとんど順調でしたが、旧佐賀関町のほうでちょっといろいろとありましたが、最終的には努力をされて合併になったと。
個人的には今も
長田委員からいろいろこの場でも出ますけど、大分市は県都ですから、大分市にとっての損得だけでやってはいけないと思っているんです。だから、いろいろと県と
協議するときは、やはり県都として、ほかの周辺の
皆さんからも大分市を押し上げていただくし、そういった面では単純に損得だけで物事をはかってイエス、ノーを言ってはいけないというのは常々思っております。
この文教に関しても今まさに
適正配置のことで、今の佐賀関、
野津原は当然かかってきます。人口規模をいろいろ見たときに、これはもう予測できます。だから、ある面においては、独自ではなくて大分市の流れに沿った中で行かないといけないと思いますが、合併というのは何も文教にかかることだけではないので、文教にかかわる
適正配置とか、幼稚園とかそういったものに関しては厳しくなるなと。だけど、これからの地域づくりになると、申しわけないけど小規模な自治体では非常に苦しくなるので、大分市と一緒になればいいなと思っていたんです。
佐賀関におきましては、圧倒的に建設計画に載せていて、今のところ
野津原以上に予算も厚く追加されていると個人的には思っておりますが、別にそれを悪いとは思っていません。そういう中で、新しい大分市になったわけです。もう激変緩和の部分も終わって、余り合併ということはほじくり返さないで、一緒になった以上は進んでいかないといけないというのは思っています。
それと、議会
基本条例が制定されて、議会は、要するに責任回避ができないんですよ。監視するというのは間違いなく重たくなっていると。監視はもともと議会の役割で、大きな役割であるけど、制定された手前、ぼやっとしないで、お互いの共同責任という意味でこれはやっぱりやっていかないといけないというのは強く感じます。時代の流れでしょうけどね。
だから、もう終わった話ですけど、
皆さん方が言われたのは、人ごととは思っていないと思うんです。
自分たちの思いで、あの結論、継続を出したと思うんですけど、やはり議会として、積極的に意思を伝えていくというのは今後とも要るかなというのは思っております。
最後に自分のことですが、高いところに上るということが意外と好きです。言葉として、よく大所高所からってあるじゃないですか。本当に、この高いところから見たら初めて全体が見えるというか。だから、同じところにいると人ごみに紛れて見えないんですよ。だから、上から常に――上からと言ったら語弊があるけど、何かそんな感じで常に、特に議員は意識を持っていくとうまいこといくかなという思いは持っています。
○
宮邉委員長
ありがとうございました。
それでは、
河野委員。
○
河野委員
長田委員から指名していただいたことは光栄です。
私は、
教育委員会に限って、合併と絡めた
文教常任委員会ということで
教育委員会にお話ししたいし、
長田委員にもしっかり受けとめてもらって、今後に反映していただけたらという思いで発言をさせていただきます。
さっき合併の話がありましたが、県の合併パターンは大分郡での合併だったんです。それをはねのけて大分市合併に
野津原が入るのには、本当にすごくエネルギーが要りました。県に反発をして、小さな町がその合併パターンのとおりにいかないというのは、本当に議会の中で議論もあったし、住民アンケートもあったし、住民投票するというところまでいったぐらいでした。ダムの関係、それとか、国道とか川の流れとか、全部大分市かかわっていて、由布市とはルートが違う、川の流れも違うというところでは、その選択は振り返れば、由布市に行くよりもよかったと思っています。
けれども、この間、元町長や最後の町長だとか、
河越委員とは親しかった元議長経験者と合併の話で議論をしました。そういう中で、これからの
野津原の
地域振興をとても心配をされております。今とても深刻なのは
適正配置よりも隣接校選択制で、
野津原中学校の
子供たちが、稙田中とか稙田南中、稙田西ですかね、そういうところに行くだけではなくて、中高一貫の豊府中も選択する関係で、東部校区については次年度
子供たちが数名、
野津原中に2人か3人かという、こういう深刻な事態を結果として招いています。
やはり
教育委員会の果たす役割っていうのは画一的に見るのではなくて、そういう
地域振興だとか、子供の本当の教育のあり方だとか考えていただきたいと思います。
小学校よりも先に
中学校が心配される状況になっているのは認識されていると思うのですけれども、文教の委員の
皆さんは本当に大きな責任がありますので、きちんと受けとめていただいて、改選されても反映していただけたらなと思います。
それと、もう1点です。
野津原と佐賀関に限らずに全市的に、
子供たちへの教育の予算というのが、幼稚園だろうが
小中学校であろうが、やはり行革の対象にして削るべきではないと。未来を担う大分市をつくっていく
子供たちを育てるというところでは、施設設備であれ、教育内容であれ、やはり予算投入して十分に注いでいただくというところが、結果的に大分市の繁栄につながると思います。健康で伸び伸び生き生き子育てできる環境を含めて、教育行政にしていただきたいと思います。
○
宮邉委員長
ありがとうございました。
○
河野委員
長田委員、よろしく
お願いします。
○
宮邉委員長
これは終わりましたが、ほかにありませんか。
〔「なし」の声〕
○
宮邉委員長
以上で当
委員会に付託されましたすべての案件の審査を終了いたしました。なお、会議規則第104条の規定により、お手元に配付の
委員会の
継続審査事件について、それぞれ閉会中の
継続審査及び調査ができるよう議長に申し入れたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」の声〕
○
宮邉委員長
それでは、そのように決定をいたします。
ここで、
足立教育長より発言を求められていますので、許可をいたします。
○
足立教育長
長時間の御審議、大変ありがとうございました。
文教常任委員会の定例的な会議は本日が最後と思われますので、委員の皆様方に一言お礼を申し上げたいと思います。
宮邉委員長、福崎副
委員長を初め、9名の文教常任委員の皆様方には、これまで教育行政につきまして、大所高所から大変貴重な御提言と御指導、御鞭撻を賜り、まことにありがとうございました。
「思いやる豊かな心と生きがいをはぐくむまちづくり」の基本理念のもと、平成20年5月に策定いたしました大分市教育ビジョンも、本年3月には第2期
基本計画を策定し、本市の目標であります大分らしい教育の一層の展開を図ってきたところでございます。
昨年3月11日、東日本を襲った大震災では、私たちは多くのことを学びました。教育に携わるものとして、未来を生きる
子供たちに、試練に立ち向かう力、前向きに生きる力、支え合う心を身につけさせねばならないことを、改めて認識したところでございます。ソフト・ハード面の両面において、
子供たちの教育環境の整備充実に
取り組みながら、家庭・学校・地域が一体となって知・徳・体の基礎づくりをしっかりとやっていきたいと考えております。
まだまだ本市教育の解決すべき課題は山積をしておりますが、委員の皆様方からいただきました御指導を、これからの教育に生かしてまいりたいと考えております。この2年間、本当にありがとうございました。
さて、
文教常任委員会の委員のうち、
河越委員と
河野委員が今期限りで御勇退をされるというように伺っております。
河越委員におかれましては、平成5年の初当選以来5期連続当選をされ、この間、平成13年からの
総務常任
委員会委員長を初め、3期目の平成15年3月からの2年間は議長、また、平成19年からの地方分権等調査特別
委員会委員長、さらには平成21年から議会運営
委員会委員長を務められるなど要職を歴任され、市議会を代表するお立場で御活躍をされました。また、県民体育大会では議員ソフトボールチームの監督を務められました。特にことしにおいては、決勝戦で県議会チームを破り優勝されたことは、議員ソフトボールの歴史に残ることと思っております。20年間、本当に御苦労でございました。
河野委員におかれましては、1期4年間の在任中、厚生常任
委員会委員及び
文教常任委員会委員を務められ、特にこの2年間は文教常任委員として、子育て支援について積極的な御指導をいただきました。また、
大分市議会ただ1人の女性議員として奮闘される
河野委員を応援される方も多かったのだろうと思っております。4年間、本当に御苦労でございました。
お2人とも、大分市政発展のために御尽力をいただきましたが、くしくも最後の2年間を文教常任委員として、本市教育の向上発展のため、
子供たちの幸せのために多くの御指導をいただきました。職員一同、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。今後は、お立場は変わられましても、私どもに対しましてこれまで同様に御指導、御鞭撻を賜りますよう
お願いを申し上げます。長い間お疲れさまでございました。
終わりに、来春の市議会議員選挙に臨まれる委員の皆様方には、どうか健康に御留意をされまして御健闘されますようお祈り申し上げますとともに、再び議場でお会いできることを御期待申し上げ、
教育委員会事務局を代表してのお礼とあいさつとさせていただきます。本当に長い間、御苦労でございました。
○
宮邉委員長
ただいま
足立教育長から心温まるお言葉をいただきまして、私のほうから
委員会を代表いたしまして、一言お礼のごあいさつを申し上げたいと思っております。
振り返れば、この
委員会の
皆さん方の顔ぶれを見て、ストレートを投げる方、カーブを投げる方、または魔球を投げる方ということで表現をさせていただきましたけれども、私どものいろんな意見を
教育委員会の
皆さん方は本当に真摯に受けとめていただきまして、その実行に向けて努力をしていただきましたこと、心から感謝とお礼を申し上げたいと思っております。
教育委員会の所管する事務事業は、本当に幅が広うございます。学校教育だけではなくていろんな部分がございますから、委員の
皆さん方も本当にいろんな形の中でその思いを
皆さん方にぶつけてこられたんだと思っています。それもひとえに、この大分市の教育行政の発展に向けて私たちが思いを伝えたかったということでありますので、時には失礼なことを申し上げたことがあろうかというふうに思いますけれども、御容赦をいただきたいと思っております。
これから、大分のまちは大きく変わっていきます。その中には、やっぱり
教育委員会として責任を果たす部分もたくさんあろうかと思っておりますので、
教育委員会の
皆さん方には、これからもそのような立場の中でしっかりと教育行政の発展に向けて努力をしていただきたいと思います。
また、来年の3月末をもって退職をされる
教育委員会の職員の
皆さん方がいらっしゃると思います。あと3カ月ほどございますけれども、一市民となられましても、その行政経験をしっかりと生かしていただき、また、地域の中で活躍をしていただく中で、また市政の反映に御尽力、お力添えをいただきたいと思います。
先ほど、
足立教育長のごあいさつにありました
河越委員、それから
河野委員は、今議会をもって勇退をされます。本当に長い間の御労苦、心から敬意を表させていただきたいと思っています。先ほどありました、大所高所からしっかりと私ども議会を見ていただければと思っております。
私どもも来年の2月には大変厳しい戦いが待っておりますけれども、しっかりとその選挙にも勝ち抜きまして、また改めて
皆さん方とともに、この市政の発展のために働く場をしっかりと求めて頑張っていきたいと思っておりますので、これまでの御支援、御協力に増して、また
皆さん方の力添えを賜りますことを心から
お願いを申し上げまして、お礼のごあいさつにかえさせていただきたいと思います。本当に2年間ありがとうございました。お世話になりました。
これをもちまして
文教常任委員会を散会いたします。
午前11時53分散会...